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虹彩の宝石箱-資料室-
弟を…血の繋がった弟を、好きになってしまった。
もう何年も前。家を飛び出した私を、雨の中探して迎えに来てくれたあの時から。
自分でもおかしいって思ってる。よりによって、何で弟を…
しかも、普通より近い関係の、双子の弟を。
何回も諦めようとした。諦めなきゃ、って何度も思った。
だけど、やっぱり私はダメな子だから。
高校生になっても、未だに諦めきれないまま。それどころか、隠すだけでも精いっぱいだ。
お父さんとお母さんが亡くなって、二人きりになった。
早く気持ちにケリをつける為にも、せめて自分のことは自分で出来るように…と、思ったんだけど。
どうしても上手くいかない。ライくんに迷惑をかけてばっかり。
ライくんは優しいから毎回許してくれるけど、流石にこのままじゃダメだ。…もっと頑張らなきゃ。
恋人にはなれなくても。双子として、恥ずかしくないように。
何もかも完璧な彼に、呆れられないように。
…これからも、彼に笑顔を向けてもらえるように。
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