虹彩の宝石箱-資料室-

棄てられたモノや死んだモノの記憶や魂の掃き溜め。それらが凝り固まって意思を持ち、人間の記憶を集めてそれらしい姿を作り上げた。そのため中途半端な部分があり、髪や服で隠れている部分には暗闇が広がっていたり目が沢山あったり……

姿・性別・声色等は自由に変えることが出来、記憶ごと取り込めば他の何かに成り代わったり、そっくりのものを作ることも可能。

普段あまり外に出てくることは無いが、呼べば大体出てきてくれる。特に夜。

妖怪や霊の類には「シンエン」と呼ばれ避けられることが多いが、基本的に人間にしか興味が無いため特に気にしていない。人間に対してはとても友好的。

「名前？そうですね、“待宵”とでも」

「人間、好きですよ。面白いでしょう。見ていて飽きないんです。私にも分けてほしいですね……感情」