虹彩の宝石箱-資料室-

妖狐の少年。雅の双子のきょうだい。

元は普通の子狐。食べ物や住処を探して雅と一緒にさまよっている内に神社に辿り着き拾われた。現在は神社を手伝いつつ恵まれた暮らしを楽しんでいる。

喜怒哀楽のうち“怒”の感情が殆ど無く、いつもニコニコしていて緩い言動をすることも多い。そのせいか質の悪い相手に目を付けられたり馬鹿にされたりすることがあるが、全くと言っていいほど気にしている様子は見られない。

幼少期食べ物を分けてくれた燎が今でも大好きで、「兄ぃ」と呼んで慕っている。

「祭っていいます。雅共々よろしうね」

「雅は昔っから怒りんぼやなあ。そないに怒ってばっかで疲れへん？もうちょい笑顔でいようよ～」