ホーム
利用規約
音源一覧
イラスト
リンク
More
姿を見るだけで刀や炎を振りかざす、矢を討ってくる。
昔、人間が恐くて大嫌いだった。
切り傷に火傷、打撲傷、掠り傷。ぼくが一体何をしたの?
ぼくのことを「化物」と言うけど、君たちのほうがよっぽどだよ。
オレが今みたいにしてられるのは、全部あの子のおかげ。
怪我を手当てしてくれて、オレに名前をくれた。沢山のことを教えてくれた。
色々な文字、物の名前、……人間の常識、とか。
あの子は、特別な子なんだ。俺を受け入れてくれた、初めての存在。
「一人になりたくない」
そういったときから、今の今までーずっと傍に居てくれている。