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鬼に身体を殺される前は、今のように自ら社に身を置いていたわけではなかった。
別に彼奴を怨んではいない。互いに、もう過去の話だ。
寧ろその時の私が怨むべきは、私を此処に閉じ込めていた人間共だったから。
無意味な信仰を押し付けてきて、煩わしい…鬱陶しい!
ー不思議と、身体を喪った今は、そんな感情は無い。
妹のような存在だ、と彼奴が連れてきたのは、面白いモノを憑けた少女。
そしてーそんな彼女に凄まじい執着を向ける少年。
成程なあ、此れは御前が気に掛けるのもよく解る。
そうだな……まあ、つまらないのも暇なのも嫌いだ。
私も、少々ー